猫奇伝
    魔性の動物…「猫」の秘密
  
     
   可愛いだけが
  猫じゃニャィ!
















猫の諺・喩・その他 海外編 

英語圏
アラビア語圏
中国
ロシア
ドイツ
タイ
韓国
フランス
インド
ポルトガル語圏
インドネシア
スペイン
モンゴル
ポーランド
フィンランド
ニカラグア
ジャマイカ

その他



英語圏


猫の留守は鼠の代
猫がいないと鼠が遊ぶ
   強い者がいない時は弱い者の世の中ということ。
   上に立つ者やうるさい監視役がいなくなると、下の者が好き勝手なことをする、というたとえ。



猫に九生あり    
   猫は命が九つもあって何度でも生まれ変わってくるといわれ、 猫は執念深くなかなか死なないことをいう。



心配は猫をも殺す    
   命が九つあるといわれる猫でさえ、心配の為に死ぬ。まして人間は心配で寿命を縮める。



猫でも王様が見られる    
   卑しい人にも相応の権利はある。
   社会的な地位があるからといって、人々の好奇の眼を免れる事はできない。



猫の首に鈴を付ける  
   あれこれと議論をしても、実行する段になると、誰がやるか 至難の業であるということ。   
   素晴らしい考えも実行者がいなくては議論倒れでしかないというたとえ。   
   実行艱難な事でも、提案するだけなら楽であるというたとえ。   
   (みんなの為に)進んで危険な事を引き受けること。



暗闇では猫はみな灰色
   暗がりで物を見ると、色彩はほとんど識別できない。
   また暗がりでは外観の違いはあまり意味を持たない事をたとえて言う。



手袋をした猫は鼠を捕らない 
   あまりに慎重すぎたり上品ぶったりすると、物事をなしとげられないことのたとえ。



猫は魚を食べたいのに手を濡らしたがらない
   欲しい物があるのに、自分で手に入れる努力はしない者をたとえていう。



好奇心は猫を殺した
   いたずらに好奇心に駆られるのは危険な事のたとえ



鼠を捕らない猫まで飼うな 
   役に立たない人間まで養う必要がない事をたとえていう



いたずら好きの子猫も真面目な親猫になる
   いたずらばかりして落ち着きのない子供でも、大きくなればごく当たり前の大人になることをたとえて言う



猫は爪を隠す  
   外見に対する警戒


猫の耳の中で子を産むのは大胆な鼠だ  


年取った猫の前で藁を弄ぶな  


年取った鼠に対しては、年取った猫をおけ  


皮をはぐだけが猫の殺し方とは限らない
クリームで窒息させる以外にも猫を殺す方法はある
   何かをするのに方法が一つとは限らない。


彼らは犬と猫のように仲が良い
   犬猿の仲ということ。


自分を二十日鼠にするな、さもないと猫に食われる
   自らを尊び、毅然としていないと他人にやられてしまう。


一切れの鹿の肉は二切れの猫の肉に相当する
   量より質。


臆病な猫は鼠をつけ上がらせる


年老いた猫は餌食をもてあそぶ事はしない


ヒバリの腿だけでも、猫の丸焼きよりはましだ
   量より質。


女は、猫同様、九つの命を持つ


好奇心は猫を殺す
   過剰な好奇心は身を滅ぼす。



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アラビア語圏


猫の食料を心配する人は鼠に両耳を食べられる
   目的の為には、しかるべき代価を払わねばならない。


猫が姿を消した。さあ鼠よ遊びなさい
   →鬼の居ぬ間の洗濯。


猫の後ろを追うものは、鼠の巣を知る
   関連の物から真実を知る事。


うるさく鳴く猫は獲物を何も捕まえない
   騒ぐだけで、役割を果たさない。
   黙ってやるべき事をやる。


鼠と猫の和解で店と商品はめちゃめちゃ
   敵同士が結託したことで、とんでもない危害を被る事。


台所で台所で喧嘩しあい、屋根の上では仲直りする猫のよう
   利権を求める事では対立しても、愉快を楽しむ事においては一致する様子。


猫を弄ぶものは、かき傷に耐えなければならない
   結果を考えずに事におよび、予想外の結果に不満を連ねる人に対しての嘲笑


有害な猫を殺す事は、法にかなっている
   非常に不道徳な人を、叱責する時にいう


結婚式の夜に猫の首を切りなさい
   まずは夫が威厳を示し、妻は服従することが肝心ということ。


視力を失くした猫でも、鼠を追いかけるもの
   身に付いた習性は、なかなか忘れないもの。


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中国


猫が鼠の為に泣く  
   冷酷残忍な者が、うわべだけ慈悲深く見せかける事のたとえ。



たとえ飢えても、猫の飯は食うな。たとえ凍えても、老婆の着物は着るな


鼠でも死のうとするときには、猫の尻尾に噛みつく
   →窮鼠猫を噛む


豚は貧乏人の家に来て、犬は金持ちの家に来て、猫は喪中の家(鼠のいる家)に来る


志を遂げた猫の雄雄しさは虎のよう
   小人が優位に立っておごり高ぶる様子のたとえ


世に魚を盗み食いしない猫はいない
   金品を収賄するたとえ。
   放蕩息子が酒色に溺れるたとえ。


口卑しい猫は口が尖っている
   摘み食いする人、女漁りをする人は機会を逃さないたとえ。


猫は奸臣、犬は忠臣 
   無節操なずる賢い者のたとえ。


黒猫でも白猫でも鼠を捕まえればいい猫だ
   方法にかかわらず、成果を上げればよいことのたとえ。


猫が家に居なければ、鼠が造反する
   主管するものが居なければ、下っ端が勝手放題をするたとえ。


鼠の言い分を聴けば猫のやり口はとても残酷だと言い、虎の言い分を聴けば豚の囲いは開けておけという
  一つの事実でも立場によって相反する見方がありうる。


鼠を捕る猫は鳴かない
   →能ある鷹は爪を隠す


勝ち誇った猫は虎になる
志を得た猫は虎になる
食を得た猫は虎になる


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ロシア


犬と猫を仲良くさせる事はできぬ
   仲が悪いという事。


猫が犬を噛む事がある
   →窮鼠猫を噛む


猫にとっていつも謝肉祭とは限らない、大斎(ロシア正教の一種の断食期)もある
   楽しい事や良い事ばかりが続くとは限らない。辛いこともある。


猫がいなけりゃ、鼠はお祭り騒ぎ
   →鬼の居ぬ間に洗濯


猫には慰み、鼠には涙
鼠にとっては猫も野獣
   強者にとってはほんの気晴らしでも、弱者にとっては苦痛の種となる。


夜にはどの猫も灰色
   夜目には物の区別がつきにくい。


彼らの間を黒猫が走り抜けた
   彼らは仲たがいをしたという意味。


猫は誰の肉を食べたか知っている
   自分が悪い事を知っていて、
   悪事が露見する事を恐れている様子があいありと見える人。



猫に広すぎ犬に狭すぎ
   →帯に短したすきに長し


猫のようにしぶとい
   不死身な人。


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ドイツ


魚は食べたし、水に入る気持ちはなし
   虫がいい事。


人前では舐め、後ろでひっ掻く猫に用心
   甘言にのるなかれの意味


猫は鼠捕りをやめない
   身に付いた習性は忘れない。


猫の遊び(冗談)は鼠の死
   安易な戯れ人泣かせ


手袋着けては猫も鼠を捕らえられぬ
   仕事は腰を入れてする。


猫が遠くへ旅行しても同じ猫で戻ってくる
   馬鹿は何処へ行っても馬鹿のまま。


猫は撫でれば撫でるほど、尻尾を高く持ち上げる
   馬鹿に甘くすると付け上がる。


ねぎに七皮、猫に九命
   →猫に九生あり


猫の目
   反射鏡

猫の歩き
   忍び足


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タイ


猫が居なけりゃ鼠の天下
   監視役がいなくなると、下の者が好き勝手なことをする、というたとえ。


焼き魚、猫にまかせる見張り番
   とんでもない事


猫を捕えて舟こがせ、虎を捕えて鍬とらす
  それぞれ適職があるという事。


僧に頼る猫
   有徳者の保護下に入って生活する事



猫の毛を染めて売る
   偽物を本物と偽って売る事


豚を差し出すと猫を差し出す
   相手を信用しないという意味


猫足
   コソ泥


猫への当てつけに魚を焼く
   口に出しては言えないような事を、行動で示す。


猫を染めて売る
   娘を処女に見せかけて嫁がせる事。


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韓国


猫の癖憎し 
   猫の根性憎たらしい。


猫の子は生まれながらに引っ掻く
   悪人は生まれながらのもの。


泥棒猫が祭床に上がる
憎き猫が雌鶏をかみ殺す
   憎い人はさらに憎い事ばかりをわざと選んでするようだ。憎さ百倍。


猫の声
   猫なで声
   へつらう。媚びる声の裏で、嘘をついたり騙す事。


目を隠してニャオと鳴く
   姑息な手段で人を騙そうとする事。


塩食べた猫の顔
煙を吸い込んだ猫の顔
   不快な時にする顔つき。


甘酒を飲んだ猫の顔
   盗み食いをして、ばれないかとビクビクしている時の顔つき。


痔を患った猫の顔


猫に額があれば頭巾もかぶろうに
   先立つものがあればこそ事もなしうる


猫が鼠を思いやる
   あり得ない善意。
   思いやる振りをして実は陰険な考えを持っている。


猫が爪を隠す
   →能ある鷹は爪を隠す


猫の前に鼠
   おどおどして動く事も出来ない様子


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フランス


良い猫には良い鼠       
   弱そうな相手に対しても、侮りは禁物


猫の留守に鼠は舞踏会


猿は猫の手で火から栗を取り出す


醜い雄猫には美しい牝猫


猫が山羊を見張るなら、だれが鼠を捕らえるのだ
   それぞれ適職があるという事。


年老いた猫は若い鼠を好む


猫の首に鈴をつける


猫に生まれたものは鼠を追いかける
   →三つ子の魂百まで


いかに小さくとも引っ掻かぬ猫はいない
   持って生まれた悪い性格は小さい時から現れる


全ての猫を魔法使いだと思ってはならぬ
   一部を見て全部がそうだと思ってはいけない。


猫がいないと鼠が踊る
   →鬼の居ぬ間に洗濯


眠っている猫を起こすな
   →触らぬ神にたたりなし


熱湯でやけどをした猫は水まで恐れる
   →羹に懲りて膾を吹く


夜はどの猫も灰色だ
   異性の美しさを判断するのに、夜はあまり我が目を信じないほうがよい。


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インド


猫に牛乳の見張りをさせる
   とんでもないこと。


猫の所にミルクの吊り網が落ちてく
 
  →棚からぼたもち


猫でさえ喧嘩の時は前足で顔を守る
   身を守る為に最低限の事をする。


猫も腹のために鼠を殺す
   物事には必ず理由がある


猫は神の為に鼠を殺すのではない
   自分の興味で仕事をする事


猫の夢に肉の断片
   →捕らぬ狸の皮算用


猫は食べない物でも必ず散らかす
   意地悪な人。


猫はミルクを見て、棒で打たれる事を考えない
   貧欲に駆られた人は、富を見て災いを見ない。


片目の猫は耳を鼠に噛まれる
傷ついた猫は耳を鼠に噛まれる
   力のある者も、欠点があれば弱い者に負ける事がある。


黒猫が道を横切った
   不吉な前兆。


熱いミルク、跳ねる猫
   ミルクは欲しいが、熱くて飲めない 飲めないけれど、あきらめられない。


ミルクを飲んだのは猫、蹴られるのは犬
   他人の罪を、とばっちりで擦り付けられる事。


学ある猫は、猫も物しり
   教育と環境の影響は大である。


猫の遊び、鼠の死
   強者の快楽は、弱者の犠牲の上に成り立っている。


猫が飼い主にニャーゴ
   →飼い犬に手を噛まれる


鼠70匹食べて、猫は出かける巡礼に
   さんざん悪行を積んだ後で、素知らぬ顔で善人ぶる事。


足を火傷した猫
   身持ちの悪い女をいう。


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ポルトガル語圏


猫は七つの命を持つ


猫を殺すものは7年の災厄が降りかかる


黒猫は家を滅ぼす
   黒猫が道を横切ると、必ず悪い事が起こる。


猫と犬の様に暮らす
   敵同士。強者の犬の相手は、弱者の猫という関係。


爪のない猫は引っ掻かない

   
犬の居ない人は猫を連れて狩りをする
   ないよりまし


ライオンの尻尾よりも猫の頭になるほうがまし


猫を兎だといって売る
   →羊頭狗肉


猫にとってのお遊びが、鼠にとっては死

   
二匹の鼠の後ろを走って追う猫は二匹とも取れない
   →二兎追うものは一兎も得ず


猫の居ない家では鼠がファドを踊る
    →鬼の居ぬ間に洗濯


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インドネシア


台所で猫を追いかける
   同じ屋根の下で禁じられた恋に走る事


猫と焼き魚
   一緒にいるとよくない事が起きる(男女)


猫の恥じらい
    本心とは違ったふりをする


猫の子が虎になる
   →トンビが鷹を生む


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スペイン


猫の横暴は、鼠の正義に勝る
   禍・一番小さなものを選ぶ。


犬と猫のような付き合い
   仲が悪いという事


主人はみな下僕に命令し、下僕は猫に命令し、猫は自分の尻尾に命令する


肉がまだ鍋に入っているために、近所に猫が一匹もいない


猫のように七つの命を持つ
   →猫に九生あり


一つの穴しか知らない鼠は猫に直ぐ捕まる
   →馬鹿の一つ覚え


火傷を負った猫は水から逃げる
   →羹に懲りてなますを吹く


真っ赤に焼けた物の上にいる猫のように 
   さっさと 、ぱっぱと。


猫のように足から落ちる
   窮地をうまく切り抜ける。


兎と言って猫の肉を渡す
   →羊頭狗肉


一番大事にしておいたものを、猫がさらう
人数分しかないものの中から猫が持っていく
   →トンビに油揚げをさらわれる


猫が盗っていく鰯みたい
   無くなってしまって、もう決して取り戻せないもの。


信心顔して猫の爪
   人は見かけによらない。


手袋をはめた猫は鼠を捕らない
   上品ぶっていると何もできない。


鳴いてばかりの猫は、猟が下手
   口ばかり達者ですべき事をしない。


鳴かない猫は、よく鼠を捕る
   黙っていても、すべきことはする。


猫が居ないと鼠が踊る
   →鬼の居ぬ間に洗濯


猫一匹いない
   人っ子ひとりいない。


閉じ込められた猫が居る
   (金の入った財布をどこかに隠しているという意)で
   「何か裏がありそうだ、怪しいぞ」というときに使われる。



猫の首に鈴を付ける
   思い切ってやる。大胆に挑む。


猫に足を五本(三本)探す
   絶対にあり得ない事を持ち出した時に言われる。


雌猫になる
   →猫を被る


猫の子は鼠を殺す
   →蛙の子は蛙


猫が休暇を取れば鼠が働く


夜には全ての猫は茶色
   夜は美醜をすべて消す。



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モンゴル


猫は新しい魚を食いたがるが、水の中へは入らない
   欲しい物があるのに、自分で手に入れる努力はしない者


猫のような泥棒
蛇のように滑り寄り、猫のように忍び寄る
   肉の嫌いな猫はいるか、家畜の嫌いな人はいるか


猫に肉を守らせ、鼠に穀物を見張らせる
狼に羊を世話させ、猫に肉を守らせる
   とんでもない事

猫は鈴をつけて、肉を食べなくなったという
   良い振りをして騙す


猫にとっては楽しみ、鼠にとっては死
   視点は立場によって様々


猫の居ない所、鼠が無秩序
   秩序にはリーダーが必要


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ポーランド


三月の猫のように惚れっぽい
   大変惚れっぽい人に対していう。


古猫であればある程尾が固い
   →焼けぼっくいに火が付く


猫は常に四つ足で降りる
   どんな苦境をも切り抜ける人について言う。


猫は誰の脂を食ったかわかっている
   知らぬ顔を決めこむ人について言う。


猫は魚が食べたいのに尻尾は濡らしたくない


家の中で猫の気配がしない時に鼠が踊る
   →鬼の居ぬ間に洗濯


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フィンランド


寝そべる猫の口に鼠は入らず
   努力をせずには何も得られない。


猫の遊びは鼠の死
   一人が得をすれば、そのことで損をする人がある


猫はよその家に 鼠はテーブルに
   →鬼の居ぬ間に洗濯


猫は誉められて生き 犬は頭を撫でられて生きる
   人間に飼われている動物などは可愛がられているだけでいいが、人間はいくら褒められようと気持ちだけでは生きていけない


猫は自分でする以外 誰が猫の尻尾を持ち上げる
   自慢話というのは、結局は自分がしたいから。


猫に耕させ 鳥に溝掘りをさせる事は出来ない
   それぞれに向き不向きがある。


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ニカラグア


火傷した猫は、冷水から逃げる
   →羹に懲りてなますを吹く


猫は猫を食べない、もし食べると戻す
   同類食い合うのは人間だけ。


三番足の猫を探すな
   必要もないのに難しい事をするな。


年取った猫に若い鼠
   老人が若い娘と結婚した時に冷やかす。


兎の代わりに猫を与える
   悪い物を良い物の代わりに与える。


猫さえも靴をほしがる
   誰でも自分の才能よりも、上の地位を望むということ。


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ジャマイカ


良い餌で飼われている猫は、鼠の骨がすっぱいという
   飽食

猫が去ると鼠は家中を我が物顔
   →鬼の居ぬ間に洗濯


猫はけっしてバターから逃げない
   大好物


猫は恥なしに盗み、決して目を閉じない
   人が見ていても、どうどうと盗みをする人にたとえて言う言葉。


猫は手が無くとも、足で顔を洗う
   手の汚れを衣類で拭いたり、袖で口を拭ったりする人にいう。


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その他

スウェーデン
前にむかっては優しく、後ろではひっかくような猫には気をつけろ。


チェコスロバキア
鼠を捕らえない猫は、仕事をずるける人間と同じく餓えねばならない


ピグミー族
家に入る前に、猫はその家の主人を見つめる


北チロル
もし猫が雌鶏だったら、卵を産むだろうに


アルバニア
鼠にとって猫はライオン


コンゴ
死は猫をかぶってやってくる

 
ヘブライ
猫と鼠は屍の上で仲直りをする
  結果次第


グルジア
良く鳴く猫は鼠を捕らえない  
   騒ぐだけで、役割を果たさない。


トルコ
手の届かない脂肉を見て猫は言う、「今日は断食だ」と
  負け惜しみ


スイス
主婦が頭がおかしくなっているなら、猫はそれにいったい何が出来るというのだ
   主婦が不注意に置いたままにしていたものを、猫が盗んだ場合に言う。
   見張られていない物が盗まれた時、その咎は泥棒の側だけにみいだすものではない。


アルメニア
ライオンを絞め殺すことを、猫には勧められない
  権力者と弱小者の関係


ペルシア
女は猫と同じで、落ちても足で立つ


マレーシア
猫に歯がなければ、鼠は思い切り高く跳ぶ
   偽政者が権威を欠けば、人民は法律を顧みない。


エチオピア
鼠の死は猫の遊び
   猫にとっては冗談であっても、鼠にとっては生死にかかわるものとなりうる。


ブルキナファソ
猫が孕んでいても、仔鼠の目を欺むけない
   権力者の強い社会での、被支配者のささやかな抵抗。


モロッコ
猫は自分の灰(トイレ)に必ず戻ってくる
   習慣は第二の天性


コートジボワール
猫が言うには「祭りが近付いてきても、私は全く恐れない」
   祭りの際にはさまざまな動物が料理されるが、猫にはそれが無い事から
   身分が保障された者は何があっても安心していられる


フィリピン
猫が居ないと鼠は遊ぶ
   →鬼の居ぬ間に洗濯


イタリア
猫が留守すると鼠が踊る
   →鬼の居ぬ間に洗濯


タジスキタン
猫の尻尾を引っ張るな 引っ掻かれない
   自分から仕掛けなければ、仕返しも来ない。


タタール
庭に居る雑犬の毛は汚いが 魂はシミが無い 猫の毛は綺麗だが魂は黒い


アルメニア
干し草置場より向こうに猫は逃げない
   不可能な事。


スロヴァニア
前で舐め後ろで掻く猫に用心せよ
   面従腹背の人間に用心せよ。


カンボジア
猫が居ない時には鼠が王になる
   →鬼の居ぬ間に洗濯


ジプシー
猫は「私は遊んでいるだけだ」と言いながら鼠を殺してしまった
   戯れのつもりが 死の結果につながる事がある。


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ラトヴィア


猫は魚を捕まえたいが 足は濡らしたがらない
   怠けものは報われない。


朝早く鳴く鳥は猫に食われる
   怠け者の雄弁の例。


年取った猫達が唸ると 若い猫達は黙る
   長老達に威厳があれば若者たちは自重するもの。


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パキスタン


七十匹の鼠を食べてメッカ詣りに猫でかけ


自分で食べて猫だと言い


飼い猫が主人にニャーオ
   →飼い犬に手を噛まれる


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オランダ・ベルギー


暗闇の中では、猫はみな灰色
   ドサクサに紛れてやってしまえば、誰が誰だかわからない


鼠が食べきれないほどの穀物があっても、猫はそれにいったい何ができるというのだ
   ある場合には適当であっても、それがそのまま他に当てはまるとはかぎらない。


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ハンガリー


犬は、結局、猫との示談に同意する


犬猫の関係
   仲の悪い事。


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コロンビア


良い猫には良い鼠
   物事にはすべて良いつり合いが必要と云う事。


手袋をした猫は鼠を捕らない
   いつもの習慣と違った事をすると、いつもの器用さは見せられない。


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バスク


猫は鼠の糧を食べる
   強い者が弱い者から奪う事。


猫の不在に鼠が踊る
   →鬼の居ぬ間に洗濯


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アイルランド


年老いた猫は決して火傷しない


どの猫もその種に属している
   どんな人にも背景がある


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セネガル


鼠が猫を挑発するとしたら、垣根が近いという事だ
   力の無い者の傍若無人の振舞は、誰かの後立を当てにしているということ。


ここでは猫はソースを舐められぬ
   他の所ではうまく騙せても、自分は騙されないぞということ。


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アルゼンチン


猫が牛の肺に近づく様に走り寄る
   何か利益を求めて人が集まる様をいう。


犬で狐で、猫で鼠
   外見は仲がよさそうで、実は仲が悪い家庭を指す言葉。


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スリランカ


玄関に居る猫
   優柔不断な人 特に政治家に使う。


仏門に入った猫でも鼠を捕まえる
   人は見かけによらぬものという意味。


猫にジャックの種を盗らせる
   →他人のふんどしで相撲を取る


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クルド


猫が居ない時は鼠が暴れる
   →鬼の居ぬ間に洗濯


猫の口が肥えた羊の尻尾に届かないと、それは「塩辛い」と言う
   負け惜しみの強さ。


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エストニア


猫が寝ているすきに鼠が走り回る
   →鬼の居ぬ間に洗濯


寝ている猫の口に鼠は飛び込まない
   怠情で働かない者は、食事にありつけない。


犬と猫は同じ茶碗の飯を食わない
   →犬猿の仲


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参考文献

矢崎源九朗(1965)『世界のことわざ―民族の知恵―』教養文庫
尚学図書(1982)『故事・俗信 ことわざ大事典』小学館
小稲義男・山川喜久男・竹林滋・吉川道夫(1985)『新英和中辞典 第五版』研究社
モーリス・マルー編(1990)『世界ことわざ名言辞典』講談社学術文庫
柴田武・谷川俊太郎・矢川澄子(1995)『世界ことわざ大事典』大修館書店
北村孝一・武田勝昭(1997)『英語常用ことわざ辞典』東京堂出版
亜細亜大学ことわざ比較研究プロジェクト(2003)
        『捕らぬ狸は皮算用?―世界14言語動物ことわざワールド』白帝社
江川卓他60名(2004)『世界の故事・名言・ことわざ』自由国民社
金丸邦三・孫玄齢(2006)『中国語ことわざ用法事典』大学書林
















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